一番つまらない話。

ゲームの感想書いたり見た夢を書いたり思ったことを書いてみたり。

Blasphemous2感想。


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Blasphemous2(ブラスフェマス)をクリアしたので感想とか。

 ブラスフェマス2、前作は高難易度アクションゲームと聞いてやりたいけどこりゃ無理だなと思ってやらなかったのだけれども、2が発売されてメトロイドヴァニア寄りになって快適性が上がっていると聞いていそいそと購入してようやくクリアした。
 難しかった! けれどもやりごたえがあってものすごく面白かった……!!

 

以下ネタバレがあるので注意。


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■良かったところ。
・ドットで描かれた奇妙でグロテスクなのにどことなく神聖な世界観がたまらなかった。
 美しい。どこ見ても素晴らしい。f:id:coccocackling:20240424210536j:image
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 基本的に色彩が暗いのだが、それがまた世界観によく合っていて重厚感が増している。アイテムごとに伝承などを語ったテキストもあるので楽しい。
 あと御乳あげてるお父さん、黒塗りが雑すぎて笑ってしまった。

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 宗教画みたいなもんだろうからよかろうと思ったのにだめなのか。

 

・戦闘がめちゃめちゃ楽しい。
 景色とかもすごく良いのだが、肝は戦闘だと思う。パリィ、他のゲームだと全くできないのだけれどもこのゲームは猶予が長いのか爽快にパリィ決められてすごく気持ちよかった。
 ボスは初見だとこんなん絶対勝てないもうわけわからん。って思うのに、何度も死にながら戦っていくと段々攻撃が見切れるようになってきて脳汁どばどばで、その末にようやく勝てるとよっしゃー!! ってガッツポーズしたくなるような塩梅が絶妙だった。
 探索の道中も敵が強くて死んだりするし、かなりやりごたえがあった。初めての場所に行くときは結構びくびくしながら進んだ。
 個人的に強かった三大ボスは刺繍の館にいるお姉さん?と、なんか砥いでるじいさんと、ラスボス一個手前の先代のおじいちゃん。おじいちゃん、第一形態はそんなに強くなくて、道中が物凄く大変だったのでこんなもんか? と思っていたら第二形態が速い速い強い。だいぶ苦労した。

 でもやっぱおじいちゃんより印象深かったのがこいつ……。

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 ほんと強かったよ……。必死過ぎてもはや攻撃パターンとかあまり覚えていない。何回もボコボコにされて、こいつ勝てないかもしれない……って思った。勝てたけど。何回も頑張ると勝てるといういい塩梅を体現したようなボス。強かったー。

 

・探索が楽しい。
 ウロウロするの大変だけどわりとわかりやすいので(地図に逐一しるしをつけるのを忘れなければ)探索しがいがあると思う。わたしはしるしをつけるのを忘れまくったのでえらい目にあった。記録は大事。めちゃめちゃマップが広いというわけではないけれど、難易度高めなのもありうろつき甲斐があるとおもう。
 わたしのクリア時の記録はこんな感じ。f:id:coccocackling:20240424210914j:image

 あれだけ探索したのにまだ92%なのか……。マップは99%だった。あと1%どこ?
 一応彫像、天使、呪いの手紙、聖杯と水銀?と口吻、蝋の種、シスター、結び目、子守唄、娘たち、シンボルあたりは全部コンプした。なんか戦闘で助けてくれる人は誤って殺してしまったのが心残り……後で話しかけようと思って無視してウロウロしてたらボス部屋で死んでたのを見てかなり衝撃を受けた。
 助けたかった~!! そのためのアイテムも持ってたのにしまった……。

 

・カスタマイズ要素がありがたい。
 難易度は高いけれどもある程度緩和できるように作ってある。彫像やロザリオなどはちゃんと集めてちゃんと装備すればなかなか大きな恩恵を預かれるので助かった。
 武器も三つあり、最初に一種類選んだあと探索で他の二つも使えるようになる。わたしはオーソドックスな剣を選んで殆どそれを使っていたのだけれども、攻撃力高めな香炉? 鉄球? もだいぶお世話になった。

 

・取り返しのつかない要素があまりない。
 前述の通り、わたしはNPCを殺してしまったりしたのだけれどもそのNPCから貰えるはずだったアイテムなどは後々買えるのでやり直ししなくてもよかったのはありがたかった。

 


■いまいちだったところ
・探索の救済がない
 隠し部屋は近づくと音がなるアイテムが用意されているのだけれど、取り逃がした天使を教えてくれるようなNPCやアイテムがなかったので大変に苦労した。

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 ここまでは順調だったのにこのあと最後の一人が見つからずあらゆるエリアを駆け回る羽目になった……。

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 結局ここの隠し部屋にあったのだけれどもわかるかこんなん!! ってなった。(ちなみに隠し部屋で音がなるアイテムに気づいたのはこのあとの話である。テキストはちゃんと読んだほうがいい。)
 その他にもシンボルはもう諦めて攻略を見た。なんか怪しい部屋あるなーとは思ったけれどシンボルまで思い至らなかったのでシンボルあるよってヒントくらいあってもいいのになと思った。
 最初の一個は間違えて鐘を暴発させたときにたまたまシンボルの近くでなんか光ったので、あっこれなんか怪しかった部屋のやつだ! と気づけたけど、そうでなかったら一生謎の部屋だったとおもう。

 

・Aエンドに行くためのヒントがない
 前記の救済がないと似ているけれど、とにかく説明がない。(もしかしたらあったのかもしれないけれどわからなかった)攻略を見て初めて知った。なんか匂わせが欲しかった。

 


 全体的に重厚で謎めいた残酷な世界観がグロテスクながらも神秘的で美しいビジュアルによく合っていてプレイしていて楽しかった。
 あの世界観、唯一無二だと思う。すごく良かったし重厚で面白いゲームだった。
 前作はDLCでエンディング追加とかあったらしいけれども今作もそのうちあるのかな。

ビルダーズ感想。

 ドラゴンクエストビルダーズをクリアした!
 ビルダーズは2からはじめたのだけれど、2にあまりにどハマリしたので1もやっとこう的な気持ちで購入することに。スマホ版がいいよと言われたのでiPadスマホ版をDLしたのだけれども、どうしても操作が苦手で結局Switch版を買い直した。お布施だと思えばまあいいか……。


 そんなビルダーズ。わたしは2のほうを先にやっているので、この要素が2に受け継がれたんだなあってところがかなりあって面白かった。ヒゲのおっさんやら良くしてくれるマッチョやら、誰かを彷彿とさせるキャラクターでよかった。
 個人的にはエルが好き。エルのところ、わりとずっと辛かったけど最後空が晴れた時に清々しくて良かった。

 あと最後のところ。「せかいのはんぶん」と書かれた看板がある建物の中にいる多分元勇者。皮肉が効きすぎていてかなりビビった。全体的にダークな雰囲気だったね……。
 でも時折垣間見える元勇者の記憶から、彼の気持ちもわかってしまうので何とも言えない。彼にも少しの救いがあればいいなと思う。プレイヤーが感知できなくても、あの暗闇の中で誰にももう期待されず、無関心な人達はもういなくなってホッとしてたりしたのかな、それとも孤独に耐えられなかったのかなと思うと胸がキュッとする。

 

 全体的に詰まないようによく作られていて面白かったけれど、武器防具が壊れるシステムなので戦闘をいかに避けながらなんとかやっていくかって感じで、戦うものではないビルダーズ1の主人公らしい像で良かったと思う。
 ただゲームとしてはめちゃくちゃ厄介だった。耐久値確認忘れて肝心なところでハンマーが壊れて拠点に帰ってもっかい来なきゃ……とかあって大変だった。あと普通に敵が強いので装備壊れてすごい死にまくった。
 2で装備品の類を壊れないようにしてくれたの、ビルドに集中できてありがたすぎる。

 

 ビルダーズ2に繋がるシステムなので、まだ荒削りなところもあるけれども全体的に面白かった。ドラクエっぽい仄暗さが全体的に漂っていた。ラストバトルとかかなり駆け足だったけれど、主人公が友達が平和な世界を見られないのは嫌だってラスボスに立ち向かっていくのは良かった。勇者でないものでも工夫と勇気で魔王を倒せるビルダーズから、勇者でないけれど勇気と絆で破壊神と友達になれたビルダーズ2が続いたのだなあと思うとほんとうに嬉しい。3も永遠に待ってます……。
 ストーリークリアのあとフリービルドはしないかもしれないし、命短いとかじゃなかったのかと突っ込み入れたくもなったけれど、ビルダーズの主人公くんが最終的に色んなものを作って町を復興させながらお弟子さん抱えて幸せに生きてそうでほんとに良かったなあと思った。

ニーアオートマタAエンドメモ。

 ニーアオートマタをやったことがないのでやってみようと思った。
 買って地下で双子を倒したところで半年くらい放置し、先日思い立って続きをプレイして先日Aルートをクリアしたのでメモがてら。
 色々残したメモとその時感じた気持ちを書いているだけのメモ。なのでイベントの順番が違うかもしれない。
 ネタバレしかないので注意。

 
 B2と9Sという二人のアンドロイドがメイン。動かしていて綺麗なので楽しいけれど、アンドロイドたちみんなすごいお洋服着てて皆綺麗なのでこの子たちを作った技術者は絶対フェチズムでこういう外見にしたんだろうなあと思う。
 だってヒールはいてんだよヒール。戦闘型アンドロイドにヒールいらんやろ絶対。アンドロイドだからくたびれたりはしないけどヒール折れたり嵌ったりするかもしれないのにヒール。胸の膨らみに透けてる素材に口元のほくろ。レオタードは可動域とか広く取れるしいいかなと思ったけどフェチズムを感じる。でも好き。ふたりともめっちゃかわいくてかっこいい。
 
 始まっていきなり弾幕シューティングゲームみたいなの始まってびっくりしちゃった。
 工場内をウロウロしてでかい敵倒したと思ったらいきなり二人でこれ勝てんやろってでかい敵に立ち向かってとても哀しい自爆した。いきなり洗礼を食らった気分だった。そうかこれはこういうゲームなのか……。と改めて思い知らされた。
 戻ったところはよくわからん基地みたいなところ。アンドロイドなので戻れるっぽい。9Sが出てきてホッとしたけど彼の記憶データはさっきの戦い以前のものらしく、完全に「はじめまして」の状態で寂しい。2Bも寂しそう。
 設定で明るさ調整で迷いまくって6回くらい9Sを煩わせた。ついでに自爆オフにしてみたりした。なんか記録されてるとかも言われた。何記録するんだこんなん。
 何だかんだあり地上に降りることに。地上は崩壊しかかっているビルと満ちる自然とのコントラストで何とも綺麗。崩壊して緑に飲み込まれつつある都市ってなんでこんなに美しいんだろう。
 レジスタンスってのがあるらしい。レジスタンスも勿論アンドロイドっぽい。人間が完全にいなくなった地上で人間の姿を模した者たちが代理戦争している。なんかとっても変な気分。感情は持つなと2Bは言ったけど、みんな人間みたいでなんだかそわそわする。このそわそわは厭なものではないけれど、これから不穏なことが起こりそうだなあというそわそわ。
 
 色々あって砂漠に。すごく迷った。このゲーム方向音痴には結構キツイものがある。意図的にマップの解像度が低く見づらいので、目的地っぽいところに到着しても何も起きないみたいなことがよくある。高低の違うところだったりして。
 砂漠も迷うけど美しい。なんかウロウロしたら団地っぽいところがあってぐうっとなる。寂しい。なんか。
 砂漠のボス、アダム。これじゃだめだって機械生命体の意思から生まれたよくわからん存在。こわい。生まれ方も怖かった。話し方は機械生命体のそれなのに体はアンドロイドっぽい。入口にいっぱいアンドロイドが打ち捨てられていたので機械生命体は機械生命体のままではアンドロイドには勝てないと知ってより人間らしいアダムを作り出したんだろうか。
 倒した後になんと別なのが出てくる。神はアダムの肋骨からイヴを作りました……なので多分彼はイヴなんだろう。結局仕留めきれなかったけど、多分このあともっと厭な感じで出てくるに一票。
 巨大団地の窪みみたいなところでボスとその後に無限雑魚沸き。これレベリングに使えるじゃんと気づいてから20くらいまでそこで雑魚を狩った。
 
 遊園地はすごい寂しくて大好き。曲もいい。誰もいない遊園地で機械生命体たちが家族ごっこしてたり紙吹雪を撒いたりしていてなんか切ない。きれい。
 パスカルという機械生命体に会った。森のなかに村……というか集落を作って暮らしている。外はドンパチだけど今はここはとりあえず平和そうでホッとする。色んな機械生命体がいる。
 アンドロイドと機械生命体は戦っているはずなのに、時々話が通じる機械生命体がいるし、2Bもそういう機械生命体とは別に戦おうとはしない。殲滅戦してるんじゃないんだ。
 遊園地。ジェットコースターに豪快に乗る2B笑っちゃったよ。強すぎる。
 ボスはなんかアンドロイドがいっぱい磔になってたりしてとんでもねえ感じだったけどなんかかなしい恋物語だった。このゲーム切なくないところはないし、機械であるはずのものたちに感情を見出してしまうのはプレイヤーが人間だからだろうか。
 迷う。すごい迷う。サブクエこなしつつウロウロする。色々迷った。
 はじめて動物を殺したとき、死体がそこに残るのが何ともうわぁ……ってなった。消えるかと思った。そうだよね死体は勝手に消えない。暫く経つと言えるんだけど。素材の為に狩ったりするけど、死体が残るということを覚えておこうと思った。このゲームこういう細かいところからプレイヤーへのメンタルをつついてくるのすごいなと思う。
 森も迷ったし、森の機械生命体は好戦的。城に行くまでに散々迷う。なんかみんな大事なものを守ろうと突撃してくる。
 お城きれい。綺麗だけど何のお城なんだろうか。ここいらももしかしたら昔は公園とかテーマパークとかだったんだろうか。
 迷う。もうどこでも迷いまくっている。
 砂漠のサブクエで迷子探すやつで子どもの作り方を聞かれてどぎまぎする9Sと2Bが可愛かった。気まずいよねえ! と笑ったあとにふと、アンドロイドも恥ずかしがったり気まずかったりするのか……って思った。ものを自分で考えて行動できて感情があるなら、それはアンドロイドと人間と何が違うんだろう。
 砂漠で砂嵐のところを何となく辿っていったらびっくりするくらいに美しいオアシスがあった。ヨルハのひとも居た。釣りしてちょっとのんびりして、それからそっとお暇した。あそこはずっと穢されたりせずに秘密の場所であって欲しい。
 お城の機械生命体が子供を欲しがっていた。子供を作ろうとしている姿を見たとき、プレイヤーのわたしは正直おぞましさを感じたけれども機械生命体は人間とか動物とかの繁殖行為を学習したんだろうか……? 子供が欲しいって何の願望なんだろうか。機械なのに? みんな機械なのに欲望や願望がある。
 揺りかごがあった。皆殺しにした。なんか見慣れない人がいた。人ではない。アンドロイドだね。ここには人はひとりもいない。
 静かになった城は変わらずにきれいでなんかいやな気持ちになる。
 たまに月面の人類から通信が入るけど、あれはほんとに人類? もう実は人間なんてとっくに死に絶えて滅びて、アンドロイドたちは録音された音声が繰り返すのを聞いて戦闘してるんじゃなくて? という疑念がずっと頭の中にある。ほんとうに居たらいいけど。居るといつまでもヨルハのアンドロイドたちが開放されないし、居なかったら今までの奮戦が報われない気がして複雑な気分になる。
 
 あんなに綺麗だった町がでかい機械に破壊されてショックを受けた。でかい機械と戦って、今度は自爆とかしないで倒せたけど町の様子はすっかり変わっちゃった。レジスタンスあたりのところがそのままなのが救い。
 レジスタンスのアジト、曲が穏やかで花が咲いてて好きだ。営みがここにある気がする。みんな……人間みたいで。道具屋のおっちゃんとか、唯一残ったオリジナルパーツが失われたら俺は本当に俺なのかみたいなこと言ってたけど、アンドロイドも哲学をする……テセウスの船だっけか。あれを思い出した。心がない(と言われている)アンドロイドの「ほんとう」はどこに宿るのだろう?

 なんか地下で宇宙船みたいなとこにきた。これそういえばこういう話だったね。宇宙から来たとか言ってたもんな。
 アダム&イヴ戦。半裸たち。普通に倒した。

 迷いに迷い、なんやかんやで水上都市へ。あの入り口わからないって……!
 ここいいな。海のほうじゃなくて手前の方。
 9Sがまた死のうとしてる……!! ってなった。お前お前お前〜〜!!残されたほうを考えなさい。沢山のアンドロイドが死んでいく。

 アダムと戦う。ヒロインは9Sくん。なんとか倒したら嬉しそうに死んでいった。
 アダムは人間になりたかったの? 機械生命体の「これじゃだめ」という意志から生まれたものだから、進化していきたかったのだろうか。悪いやつではないとは思うけどヨルハのひとたちには敵だし人間には脅威だろうなとおもう。変なやつだった……。

 イヴ戦。兄ちゃんって嘆き悲しむ姿は人間みたいで、なんか変な気持ちになった。
 戦闘はそんなに強くはない。9Sのお陰で助かったけど、彼は汚染されちゃってだめらしい。2Bの手で殺せ言われてつらい。
 またお別れ……!? 何回お別れすればいいの……!?
 とか思っていたらなんかいっぱい光って、周囲の機械生命体をジャックするみたいな形で9Sは残った。このあと機体に精神をうつしたら帰ってこられるみたいなこと言っていて、2Bのようにプレイヤーのわたしもホッとした。
 ハッピーエンドじゃん! って一瞬思ったけど機械生命体との戦争とかは何も解決していないことに気がついた。でも区切りとしてはハッピーエンド。
 Aエンド終わり。周回すると内容変わるよ〜って案内が出て終わった。何回もエンディング(という名の区切り)を見て話の全貌を見ていくってのは知っていたので、またぼちぼちBエンドやろうと思う。次は9Sが主役かな。

ハーヴェステラ感想。


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 ハーヴェステラ。PVを見た時点ではルンファクっぽい感じで農業やりながら冒険するのかな? と思って体験版をプレイしたうえで発売日に購入した。わりとクセが強めだけど好きな感じ。
 順調にプレイし、最終章の手前で放置すること数ヶ月。年末の大掃除がてら未クリアのゲームもちゃんと片付けようと思って年末にクリアした。感想を書くのを面倒くさがって年が明けてしまったけれど、積みゲー大掃除は少し進んだ。

 ハーヴェステラ。面白かった。景色も綺麗だし、四季をテーマにした町はそれぞれ趣が違っていい。


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 ストーリーはわりと硬派なSFファンタジーの趣があったし、少し昔のスクウェアRPGをなんかちょっと思い出した。前半ファンタジーなのに後半ゴリゴリSFになってくるのとか。
 
 それはともかくとして。このゲームをルンファクみたいだと思って購入を検討している人がもし居るならば勧めない。たしか初期の方で農業できるよってアピールされてた気もするが、同じ農業系でもルンファクとかとは根本的に全く違うので、もしルンファクを求めているならばルンファクのナンバリングタイトルでもやったほうが満足度高いと思う。それだけは忠告したい。これは農業やりつつ冒険できるゲームではなく、冒険しつつ農業もできるよ系のゲームなので。
 このゲーム農業の必死さが違う。まったり育てて売って〜とか(そら余裕ができればできるんだろうが)、あんまりできない。金策はぶっちゃけ農業でするもんじゃないなと思う。作った作物はとにかく料理とジュースにめちゃくちゃ費やされることになる。この料理とジュース、役に立たないポーションみたいなアイテムよりも何百倍も回復のために役に立つ。なので作物を作ってそれを料理や加工してダンジョンに赴く〜というのがわたしはルーティンだった。特にドリンク系はめちゃくちゃお世話になりました。
 ついでに、ルンファク的なものを求めている人の中には好感度を上げてお気に入りのキャラとなんかいい感じになりたいなー。と思う方も絶対に居るとはおもうけれどやめとけと言いたい。これも後述したい。

■良かったところ
・ストーリーが面白かった。
 突如現れた少女、「アリア」を主軸とするメインストーリーは、平穏ではないがなんとかやってきたファンタジー世界を一気にぶち壊す感じのものであり、追っていて楽しかった。このゲームのヒロインはアリアなのだが、ヒロインですよ〜〜〜〜というアピールがものすごくよくわかり、でもちゃんとヒロインしていて良かった。ちょっと暴走しがちだけど有能な強いヒロイン、好きでした。このアリアが好きかどうかでメインストーリーの快不快が大幅に変わるのではないかなと個人的には思う。

 

 あと個人的に魔族側の人間がみんな好きだった。
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 このお姉さんとか


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 ガイストとか。


・料理が美味しそう。
 前述した通り料理を作れるのだが、料理の絵がどれもこれもすごく綺麗で美味しそうで良かった。一枚絵なのだけれども地味なこだわりを感じる。
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納品するとお金とか貰える要素もある。
・農業がやりやすい
 これは人によるとはおもうけれど農業の回転がめちゃくちゃ早いのでがぽがぽ作物作れて楽しかった。後半になるとスプリンクラーなどが導入され、プレイヤーは種植えるだけの人と成り果てる。作物も長いと育つのに7日とかかかるやつもあるが、短いと一日でめきめき成長するので便利。農業をメインに冒険やるゲームではなくて冒険がメインで農業もやるよ系ゲームなので農業の手軽さがありがたい。夜になると主人公にデバフがかかるので、家にいちいち帰らなきゃいけない(帰らないと経験値も反映されない)というのとこの農業システムは上手く噛み合っていて良かったと思う。どのみち作物見に行かなきゃってなるので帰宅するのがめんどくさいなみたいなのは一切なかった。
・ダンジョン脱出、探索がしやすい
 死ぬと金を毟り取られるシステムなので万年金欠にはあまり死にたくはない。でもダンジョンの道なりはわりと良心的だし、階層ごとにチェックポイントがあってファストトラベルはしっかりしている。それにリターンベルという、使うと自宅までひとっ飛びのアイテムも前半の前半からつくれるので(材料も全く重くない)自宅に帰るのが億劫でなくてよかった。今作はどれだけ敵を倒して探索したところで自宅に帰って寝ないと経験値が入らない仕組みになっているのだけれも、この帰りやすい・戻りやすいというのは配慮があって大変にありがたかった。ダンジョン長めなので一日で攻略するのは大変だが、時間制限がないのでまったり進めるにはちょうどよい。
・仲間エピソードがわりとボリュームある。
 基本的に寄り道というかおまけなのだが、仲間が胸の内を教えてくれる好感度イベントみたいなものがある。好感度の数値によって云々といってもよりほぼ手紙が届いての自動発生なのだが、一話が短い割に話数がやや多めでサブクエみたいな感じで楽しめた。ハイネの話とか割とさくさく進んだのでSF要素がこんにちはする前にラストの海の底のものを見てしまい絶句した記憶がある。この物語こういう系だったのか〜〜!! みたいな。


■いまいちだった点
・萎える。というか……。
 仲間キャラはそのキャラからサブクエみたいなのを受けて進めていくと親密度が深まっていき、MAXの人とはクリア後に同棲できたりするのだが……そこはまあ悪くないのだけれど、仲間キャラの殆どに主人公よりもよっぽど深くその人の心に入り込んでいる「忘れられない人」がほぼほぼ必ずいる。ほんとはそいつと添い遂げたかったんだろうなあという人がかなりの確率で居る。しかもその人は大概もうこの世に居ない人なので、主人公が後からどれだけどうこうしようと心の中の誰々には敵わないよなあと思わされる。わたしはそこで萎えてしまい、同棲は迷いなくアリアにした。他の人だとなんか……その人を差し置いて主人公に……ってなんか違うじゃん……ってなって……。
 そういうのを全く気にしない人なら気にならないとは思う。わたしは気になってしまい、クリア後同棲できるよーってなったときもいやもういいです……って気分だった。そこがちょっと萎える。あと地味に主人公のモーション、この台詞の時でこんな激しいモーションつけなくてもいいのでは……? みたいなのが何回かあって個人的に合ってないよなあと思うところも会った。基本的に喋らない系主人公なのでそこらへんは個人の好みが出やすいのかも知れない。
・ファンタジーからいきなりSFにいく落差がわりとある。ファンタジーやりたいなあって思って始めた人が居たらびっくりするかもしれない。まあ魔族の容姿が全部アレなので序盤から完全ファンタジーではないことは匂わされている。


 特に大きな欠点もなく、かといってめちゃくちゃ最高に面白い!!!!! みたいな熱もなく、ほどほどに面白い良品だと思った。景色はどこも本当に綺麗。
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 歩いていて楽しかった。
 農業がグングン楽になるのはほんとうに助かったし、だいたい農業が楽になると金策も少しずつなんとかなってくるのはありがたく、この恩恵を預かれるのがわたしは中盤以降だったのでそこらへんのバランスもうちょいあるとうれしいなーと思ったくらいで、最後まで楽しくプレイさせて貰った。
 時間の期限がないので、ヌシ的なのを釣るためにアリアが攫われたとか村が大変なことになってるとかそんな状況は放りだしてひたすら魚釣りに没頭したりしてもいいし、NPCとかも特に急かすようなことを言って来ないのでぬるぬるちまちま遊ぶには楽しいゲームだと思った。

 


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 ところで全くどうでもいいんだけど主人公このポーズで倒れ過ぎだろう。

ゼルダTOKが終わった。

 ゼルダTOKがいかに素晴らしいゲームかという話は巷に溢れかえっているのでもう何も言うことはないのだけれども今世紀最高のゲームだったのではないかというほどの体験だった。
 あれだけ広い世界、どれだけ歩いてもまだ何かが出てくるしクエストも終わりきっていない。

 ラスボスを倒せる状態にはなっていたけれど終わらせるのが勿体無くて誤魔化していた。でも年内に一度は終わらせたいよなと思い、今日ようやくクリアした。
 ラストのイベント戦闘、あんなん泣くに決まっているじゃん……。ゼルダがどれだけ平和を欲したか、どれだけ打倒魔王を信念において頑張ったか、そんなのが伝わってきて胸がきゅうとなった。
 記憶も理性もなくしても魔王を倒すためにリンクを助けに来てくれた白い龍の神々しさよ。
 沢山の人と手を繋いできて、ようやく最初にとれなかったひとの手を取れてよかった。みんな幸せになって欲しい。


 素晴らしいゲームだった。楽しくて美しくて、とにかく素晴らしかった。このゲームをまだ触っていない人は是非やってほしい。羨ましい。まだ何も知らずにわくわく冒険できるのが本当に羨ましいよ。
 こんなに素敵なゲームを遊ばせてもらって嬉しかった。ほんとうにほんとうに素晴らしいゲームだった……。全てが楽しかった。

マリオRPG感想


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 今更わたしごときがマリオRPGについて語ってもマリオRPGがいかに奇跡のゲームで最高だったかなんてそんなのわかりきっているのだが、リメイクとかはもう無いだろうなと思っていた。Switchオンラインのやつに来てくれないかなと切望していたけれど、スクエニとの兼ね合いもあるだろうしなー。と。
 ニンダイでリメイク出るよという一報を見たときに泣いた。夜は寝ちゃうので朝ちょっと早く起きて布団の中で見ていたのだが泣いた。まさかまさか!!!

 そういうわけでリメイク。もう正しい感想とか、評価とかはたぶんつけられない。思い出がありすぎて、当時めちゃくちゃ大好きで、最高のゲームのひとつだと思っているので思い出補正が強すぎる。でも当時わたしのようにわくわくしながらプレイしていた人はきっと懐かしさと楽しさにすり潰されそうになると思う。
 
 もうほんとまんまだった。そのまんま。
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 曲はアレンジされているけれども昔の雰囲気を残しつつ豪華になっていてとっても素敵だった(ボス戦の曲のアレンジが特に好き。曲のループ締めのときのとこが特に。あと森のキノコが名曲なのはもう世界の常識みたいなもんです。)
 プレイ時間は短めだし、どうせリメイクするなら星の降る丘のボツになったボスとか入れてほしいなあと思わんでもなかったけれど、本当に当時のまんまでリメイクしてくれたことにスタッフの方々の愛を感じて嬉しかった。
 
 それと。何回もやったゲームって忘れないものだな。当時わたしは小学生だったけれども秘密のコマンドとかブリリアントカジノとか、ソラミレドレドレの譜面とか、ブッキータワーでレトロなマリオになれるとか敵とかの細かい台詞とか、色んなことを覚えていてびっくりした。


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ちゃんとリンクもいる。


 本当に楽しかった。この時代にまたマリオRPGを蘇らせてくれてどうもありがとうございます。ボス戦前の演出とか新しい映像も加わり、全体的に綺麗になってのフルリメイク嬉しかった。当時の信じられないくらいに綺麗なドットもやっぱり味があって好きなんだけれども、新しいゲーム機で新しく懐かしいマリオRPGが遊べたの、とても嬉しかった。
 エンディングの演出も最高だった。当時まんまのドットから現代の綺麗な映像に切り替わる所、わー懐かしーって見てたので泣きそうになっちゃった。


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 あとBGMが旧版も選べるの最高だったね。新旧どっちも収録されたフルサウンドトラック出してくださいお願いします。

 

 ところで復活したボス戦強すぎんか。アクションコマンド完璧にやらないと即死ってやばすぎる。誰にも勝てないまま終わっている。アクション下手なもので。

マリオワンダー感想。

 マリオワンダー楽しかった~~!!!! の話。
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 ほんのりネタバレがあると思うので未プレイの方は注意。

 とても久々な2Dマリオ。面白かった~!!
 はじめ買おうか迷っていたのだけれども、PVを見てカオスな感じにわくわくしたので購入した。
 結果すごくよかった。本編のプレイアブルキャラクターにデイジーが居るのって珍しくない?
 とにかくなんか雰囲気がハッピーな感じのマリオで、めちゃくちゃ面白かった。久々のマリオ、夢中にさせていただいた。買ってよかったしやっぱマリオは良いなあ。

 
■良かったところ
・始終なんか漂っているハッピーな雰囲気。色彩が明るくていい。
 各ステージに必ず「ワンダーフラワー」というものがあり、それを取るとワンダーなことが起こるという仕掛けなのだがそのワンダーフラワーの仕掛けが楽しみ。毎回何が起こるのかなと思いながらプレイするのは楽しかった。
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土管が動いたりステージが動いたり。良いことばかりでなくて敵にとって有利なことが起きたり。
・おしゃべりフラワーがすごくいい。
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 アクションゲームでツッコミ入れてくれたりちょっと喋りかけてくれたりするキャラクターって、いなくても面白いけどいると抜群に最高だなと思った。
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 いいこと言ってくれたり、難しいステージのプレイヤーが苛々しがちなところで「はい、深呼吸~~」とか言ってくれたり。ちょっとクスッとできてとてもよい。
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 とにかく何喋ってくれるのかと会うのが楽しみだった。かわいいし。このシステム、もし次回作があったらまた採用してほしい。ほんとに好きだった。
・ゆるいオンラインがとてもよい。
 とてもゆるい繋がりなのだけれども、オフラインで遊ぶよりオンラインで遊んだ方が楽しかった。同じステージをわちゃわちゃしている他の人が居るのがこんなに楽しいとは。あと死んだときにありがたみがある。
 謎解きステージとかもあって、そこでさりげなくヒントくれる人がいたりして、とてもゆるいのだけれども居るとちょっとだけ嬉しいって感じでよかった。
・ステージ攻略順がわりと自由。
 後回しできない一本道のところもあるのだけれども、広いエリアに配置されたいくつかのステージは好きな順番でできるので、難しいステージは後にしようかなとかできてよかった。あとフィールドをうろうろするのが普通に楽しい。隠しステージなんかもあったりして、それを探すのも楽しかった。クッパを見に行ったりもできる。
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 今作のクッパ様すごいや……。
・1UPが買える。
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 フラワーコインで1UPが気軽に買えるのが個人的にはとてもありがたかった。難しいステージやるときとかにたくさん残機がある状態だと安心感があるし挑戦するぞ~って気にもなる。(なおゲームオーバーになってもフラワーコインがちょっと減るだけの優しい仕様だった)

 

■いまいちだったところ
・特にないけれど、強いていうならヨッシーの変身も見てみたかったなあというのと、ステージがもうちょっとあったらよかったなと思った。面白かったのでもっと遊びたかった。

 

 全体的にとても面白かった。難易度調整がよくて、普通のステージは難しい~簡単くらいのものなのだけれどもスペシャルステージがこいつ無茶苦茶しやがる……みたいなのがあってかなり面白かった。
 特に縦リズムブロックのステージがものすごく難しくて、多分マリオを90人くらいは減らしたと思う。でも段々先に進めるようになって、クリアしたときの達成感とかものすごかった。
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 脳汁出た。

 他のステージも無茶苦茶しやがる……って感じだけれども個人的にはほんとこのリズムブロックが優勝。
 ちゃんとスペシャルステージもクリアできました。
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 残機、いっぱい減ったけど楽しかった~!

 

 それとラストのクッパとのバトルが面白かった。
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あれいいなー!!


 砂漠のハックンステージがものすごく大好きで、これめっちゃいいな!! と何回も遊んでいたのでテンションがあがった。

 リズム系のステージが結構あって、序盤のパックンフラワーミュージカルからスペシャルステージまで、色々と楽しませてもらった。
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強制スクロール嫌いだったんだけれども、こういうのなら楽しくていい。

 

 映画後のものすごく力をいれて作られたマリオはやっぱり面白かった。プレイしてよかったなあと思う。
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 ほんとにおしゃべりフラワーまた出して欲しい。