一番つまらない話。

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エンダーリリィズAエンドまで感想

 所謂メトロイドヴァニアと呼ばれるゲームのジャンルが好きらしいと最近気付いた。語源になったゲーム、どっちもやったことないんですけれど。
 そういうわけでホロウナイトみたいな感じの面白いゲームないかなーと思っていたら見つけた。
 エンダーリリィズ。やってます。
 
 降り続く雨。
 穢れに侵された世界はぶっちゃけもう滅んでいる。生きている人間なんてひとりもいない。
 そんな中、廃墟と化した教会の地下で何かに護られるように眠っていた少女リリィは目覚め、不思議な黒騎士さんと旅をすることになる。
 このゲーム、とにかくもうものすごく美しい。ホロウナイトにも滅びの美みたいなものがあったけれど、これもすごい。
 グラフィックが綺麗なので景色見てるだけでもだいぶたのしい。まあ景色見てる余裕は戦っている最中はそんなにないけれど。


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 これは最初のボスを倒したあとなのですがもうこの一枚絵だけでどんなに美しいかおわかりでしょう。
 廃墟の教会、誰が灯しているかもわからない、いつから灯されているかもわからないたくさんの蝋燭。
 天使のような羽根を背負った、かつて誰かだった何か。少女。もう完璧。

 加えて音楽もすごくいい。雰囲気にぴったりの旋律。ボス戦とか、ボスの体力を削ると段階が変わって攻撃が激しくなったりするのだけれどもそこで音楽が盛り上がったりする。すごくいい。

 セーブポイントなどでふ、と一息吐くたびになんて美しい世界なんだ……としみじみしてしまう。


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 ここは大好きなところのひとつ。文句なしに美しい。もうなにもない世界だけれども不思議とセーブポイントにだけは光がある。死に体で訪れたプレイヤーが息をのむ美しさ。癒される。
 
 リリィはか弱い少女。真っ白で綺麗な女の子だ。(なお、真っ白なのは序盤だけで穢れを引き受ける度に彼女は黒く染まっていく……)巫女である彼女は穢れを浄化したりはできるが、基本的にはただの少女である。
 ムキムキなわけでもなく釘の達人なわけでもなくサムスのようにパワードスーツも持っていない。
 まあ要はすぐに死ぬ。敵の一撃が致命的である。ゲージ半分持っていかれるなどザラでかる。
 攻撃はボタンを押すと黒騎士さんがしてくれるのだが、もーーー死ぬ。
 ほんとリリィごめんなってほどに攻撃を受けまくって死ぬ。
 ボスだけじゃなくてそこらへんの雑魚敵すらつよい! こわい!囲まれるとぜつぼう!
 
 でも楽しい。楽しい〜〜!!
 雑魚に殺されまくると、ベンチとか椅子とかのセーブポイントにリスポーンされるのだが、デメリットがない。
 死んだとこに戻るのがめんどいくらいで、お金もなければ何か能力が落ちるわけでもない。なのでガンガンチャレンジしてガンガン死んでも大丈夫。そこが最高にやりやすくていい。アクション下手くそ人間にとても優しいゲームである。わたしは死にまくりうろうろをいっぱいしていたらレベルがガンガンあがった。
 しかしまあ、ゲームが簡単かと言われれば全くそんなことはない。むずかしい……。雑魚にすらぽんぽん殺されるのだ、ボスなんてどうなるかわかってんよなと言わんばかりに死にまくる。リリィがパンパン砕ける。
 でも、理不尽ではない。雑魚敵にもボスにもちゃんと行動パターンがあり、ちゃんと見極めて操作すれば必ず道が開ける。それがまたぞくぞくして面白いのです。
 今までで一番苦戦したボスは、塔のてっぺんにいた狂騎士さん。


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 花畑のなかに佇む彼はめちゃくちゃ強かった。動作が速くて……でも何回もやれば勝てる。ちゃんと勝てるのです。その先に待っているものは……切ない。
 台詞が多いわけでもないのだが、ひとつひとつ、ぽつぽつともらされる言葉のひとつひとつがとても切ない。
 なんだかみんな死人で、みんな穢れに侵されてしまっていて、みんな残留思念みたいな僅かな呟きだけ残してくれるんだけれどもみんななんとなく優しいのだよね。優しくないのもいるというか道中の敵みんな全然優しくはないんだけど。
 でもみんな優しい。ボスを倒すとアクションが増える(力を貸してくれるようになる)のだけれど、彼ら彼女らはいつもリリィに寄り添ってくれる。フィールドで立ち止まったときや、レストポイントでリリィが休んでいるとき、いつも傍らにいてくれる。
 ものすごく大好き。黒騎士さんとの二人旅でなく、皆と一緒に旅をしているんだよねとしみじみした。
 みんな巫女の身を案じてたり大切なひとの身を案じてたりしてくれてるのよね。優しいひともいた世界がボロッボロになっちゃうの、切なくもあり美しくもあり。楽しい。

 

 とりあえずざーっと進めた。

 お城? 塔? は敵がわんさかいて大変だったけどすごく美しかった。


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 ステンドグラスとか。ボロボロだけど。

 ここらにいる遠隔攻撃系目玉の敵がわたしは怖くてほんとに嫌いだった。強いしさ。びーってビームうってきてすごい、削られる。騎士的な敵もいろんな種類がいるけれどどれもそれなりに癖がある。何回死んだことか。でも人間は慣れてくる生き物なので、塔の上の方に行く頃にはわりとどうでもよくなってくる。目玉とか構うものか、ビームの前に焼き討ちである。

 魔女の魔法ありがとう。彼女は黒騎士さんの剣と守り人さんのハンマーに続いてめちゃくちゃお世話になっている。微妙に追尾機能あるのすごく助かるのよ。敵の遠隔にも追尾があってそれはとてもうざったい。何回死んだことか。

 塔? 城? のてっぺんにいた騎士さんは王の落とし子だったようだ。


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 王が王でなくなったときに手をかけたのは彼らしい。かなしいひとだった。王を葬ったときに転げ落ちたんだろうなあという王冠とかが落ちていたりする。いいよねこういうアイテムにもドラマがあるやつ……!!

 そうして進んで。崖みたいなところに落ちて進んだ先にいる泉の巫女に会った。


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 あなたは生きてみたいなことを言われてエンディングだった。
 あの巫女、リリィのお母さんだったんかなあ。姉妹っぽいそっくりな巫女たちもいたから、巫女はみんなああいう真っ白な外見で産まれるんだろうか。
 黒騎士さんは巫女さんのこと大切だったからこうなってもリリィを守ってくれるのかなあとか色々考えてしまう。


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 Aの文字が赤くて、なんかまだありそうな文句だったのできっとAエンドなんだろう。
 ラスボス的なものも居なかったので他のエンドもあると思う。探索もまだ終わってないんでとりあえずもうちょいうろうろしてみます。
 ちょっと探索したら、まだ機雷みたいなものがたくさん埋まってる下水道みたいなところを抜けてないのを見つけたのと、一回見つけたけど毒霧がいっぱいあってすすめなかったところを思い出したので次はそこから進めたい。
 とりあえずエンド見たぞというメモ。