一番つまらない話。

ゲームの感想書いたり見た夢を書いたり思ったことを書いてみたり。

1月11日の夢

 夢を見た。
 (ハートフル?)ホラーだった。
 女の子が帰宅したら家に「あっちゃん」っていうおばけがいた。あっちゃんは物凄く強くてこわいおばけで、貞子みたいに髪の毛をたらしている異形の(多分)女の子だった。
 あっちゃんはこわいおばけなので、女の子の家の箪笥に人から千切った鼻、目、耳、顎を沢山詰めていて、それを見た女の子は怯えるんだけれども、逃げる前にあっちゃんに襲われ捕まってしまう。しかも右手に憑かれ、細くなったあっちゃんが呑み込むように絡み付くように腕にまとわりつき、ぎちぎちに絞めてくる。
 腕が千切れそうになり、痛い!と泣きながら、それでも女の子は助かりたくて必死に考える。
 もっとひとの多いところに連れていってあげるから今は殺さないでってあっちゃんにお願いしたところ、あっちゃんは喋れないのでなにも言わないけれどすぐに女の子の腕を千切るそぶりは見せなかったので、女の子はぎちぎちとされながら、あっちゃんが絡んでいるせいで身長よりも長く延びてしまった手を引き摺って外に行く。
 外はすごく綺麗な夕焼けだった。オレンジとピンク色の夕焼け。あっちゃんは夕焼けを見たことがなかった。
 どこかの家のお夕飯の匂いがしてきて、すんすん泣きながら歩いていた女の子が、あれはカレーのにおいだ。あれは何だろう、煮物かな……ってランドセル引き摺りながらぽそぽそ呟いていたら、段々あっちゃんの締め付ける力が弱くなっていく。
 女の子はなんとなくあっちゃんがかわいそうになり、あっちゃんはカレー食べたことないの?ママにお願いしてあげるよと言って家に帰る。
 そのあとあっちゃんは帰ってきたママを殺そうとしたり帰ってきたパパを殺そうとしたりするんだけれど、その度に必死に女の子や女の子のママが止めて、仕舞いにカレーを食べさせてもらって大人しくなる。あっちゃんは言葉を喋れないが、なんとなく女の子にごめんねしているようなので女の子も許してあげる。
 あっちゃんは女の子に寄生することになる。女の子もその頃には、まああっちゃんだし仕方ないなみたいな慣れが生まれ、ママとかも「あっちゃん住んでも良いけど箪笥のなか片付けて」とか段々扱いがぞんざいになる。家族みたいに。

 あっちゃんは時々まだ人を殺そうとするけど、その度に女の子があっちゃん、めっ!って犬叱るみたいに言うとやめる。
 あっちゃんは家族ができて幸せそうだったし、最終的に女の子の家に押し入ろうとした強盗を千切っていた。